NPO法人ホースタウンネットワーク

2026.6.23

新しい仲間たち、その後

 夏日もあれば暖房がほしい夜もあった標茶町の6月でした。引退馬たちがいる牧場ではこの春産まれた子馬たちが母馬に見守られてすくすく育っています。

 3月に釧路セントラル牧場にやってきた引退馬2頭、1頭は共同放牧(牧場の他の馬たちと昼夜一緒に放牧)で、もう1頭は厩舎飼い(夜は厩舎内、日中は放牧)でという生活が始まって3カ月が過ぎました。引退前は1頭で馬房にいる時間が長かった馬たちには、大きな環境変化です。特にこの2頭はどちらも社交的ではなかったので、他の馬たちになじめるか見守ってきましたが、どうやら無事落ち着いたようです。

 共同放牧の芦毛くんは、最初しばらくは厩舎飼いで日中のみ1~2頭での放牧、ついで4頭ほどの共同放牧パドックデビュー、その後7~8頭のパドックへ、と段階的に群れへの順化を進めてきました。当初は周囲に威嚇的だった彼も、今では元からここの一員だったような顔をして暮らしています。
 もう1頭の厩舎飼いの黒鹿毛くんは、人見知りで馬見知りとのことで、最初は日中放牧中も他の馬からできるだけ離れてパドックの隅にいました。しかしその後引退馬仲間の牝馬と仲良くなり、今では他の馬にも人にも近づけるようになりました。

6月中旬ある日の午後、共同放牧パドックで。
他の馬たちと穏やかに乾草を食べる芦毛くん。
定点カメラが捉えた芦毛くん(真ん中)。早朝4時には皆と乾草ロールを囲み、この時間はともに朝寝
厩舎飼い日中パドックで。右が引退馬の黒鹿毛くん。
隣のパドックの馬の強めの挨拶にも踏み止まる(でも緊張気味)。
向こうで乾草を食べていたが、こちらに気づいて草をくわえたまま近寄ってきた黒鹿毛くん。
あんなに人見知りだったのに…(感激)。