NPO法人ホースタウンネットワーク

2024.7.1

馬の観察

 引退馬預かり牧場のひとつであるジェットファームで、6月から夏の放牧が始まりました。放牧場所がそれまでのパドックから広い草地となり、馬たちは朝から夕方まで、自由に移動しながら青草を食べて過ごしています(夜間は厩舎にいます)。
 これに合わせて、当NPOでは定点カメラによるこの馬たちの行動観察を始めました。昨冬は、厳冬期の引退馬の放牧の様子を知るため、先行の釧路セントラル牧場で冬の数か月間、放牧馬の様子を観察しました。
 しかし昨今の異常気象から、道東といえども夏の暑熱リスクも高まりました。ジェットファームの放牧場所には林やシェルターなどがありますが、これまで厩舎生活が長かった引退馬たちがこの環境の下でどのように行動しながら盛夏を過ごしていくか、観察していく予定です。

 とはいえ、今はまだカメラテストの段階です。放牧場所がとても広く、馬たちがどこにいても全頭捉えようとすると、撮れるのは「牧場の馬たちの遠景」ばかりです。目下カメラ位置や撮影方法を試行中ですが、秋頃には、夏の放牧馬たちの様子をご報告したいと思います。

現在ここで4頭放牧中。特に仲がよい2頭ずつで行動しており、それぞれ好きなところに移動しています。
・・・みんな遠い。