NPO法人ホースタウンネットワーク

2025.6.28

昼夜放牧、始まりました

 6月早々にはまだ肌寒い日もあった標茶町ですが、その後季節は一気に夏に向かい始め、後半には最高気温が30度を超える日も出てきました。暑いです。

 先月は、ジェットファームで夏期放牧が始まり、引退馬たちの日中放牧の場所が、冬期用のパドックから、夏期用の広い草地に移ったことをご報告しました。そして今月、さらにあたたかくなったので、日中放牧から完全な昼夜放牧に切り替わりました。
 昨夏には、夏の放牧中の馬の様子を定点カメラで観察しようとしたものの、何しろ放牧地は広いので、豆粒のような馬たちの姿しかとらえられませんでした。今年は、カメラを2台に増やし、2方向から観察しています。
 これまでのところ、引退馬たちは、早々に放牧生活になじんでいるようです。しかし暑さのピークはこれから。引き続き、慎重に観察していきます。

放牧場所の南東側向きのカメラより、ある日の午後の引退馬たち。3頭に見えますが、4頭います。
右手の木立に沿った柵の向こうは、牧場のばん馬の放牧地。
別の日の朝、中央より左側にいるのが引退馬たち。右側の木立の陰に見えるのは牧場のばん馬たち。
ばん馬たち、仕切りの柵際まで引退馬たちを見にきたようですが、引退馬たちは、青草に夢中。
放牧場所の北側向きのカメラより。こちらはパドックで、シェルターや水場があります。
馬たちは、夜間や日中の暑い時間帯は、シェルター内で過ごすことが多いようです。
このカメラ位置からは、日中は右側奥の水場(矢印)まで観察できます。
ちょうど正午頃、一頭が水場で水を飲み、別の一頭がシェルター内で一休みしています。