4月の始まりとともに、ジェットファームに3頭目の引退馬がやってきました。サラブレッドのセン馬です。
我々が支援している引退乗用馬預かり事業は、標茶町と地元の事業者による協働プロジェクトの一環です。1頭の引退馬が標茶町の牧場にやってくるまでには、各関係先と連絡をとりながら、その馬がいる現地を訪ねての馬体の状態確認に始まり、標茶町による飼養補助制度適用のための要件確認や準備、そして受け入れ牧場の態勢の確認から契約手続きのサポートまで、様々な段取りがあります。
しかし事業の性質上、馬の入厩日予定はなかなか確定しません。馬齢を考えて季節のよい時期を見計らう、馬の出発前に治療が必要になった、時期によっては馬運車の手配がむずかしい、等々の事情で当初予定が伸びたり、逆に早まったりすることがよくあります。
そうしたことから、当NPOとしては、引退馬受け入れまでの手順の再整理に着手しています。具体的には、事前の実馬確認の要点と方法、飼養補助対象馬判定の要件とその方法などを関係者間で確実にタイムリーに共有できるようにして、どのような事情が発生しても、標茶町での新しい馬の受け入れや手続きがスムーズに進められるよう、サポートしていきます。
2024.4.30