5月となりました。標茶町では冬日もあれば夏日もあるという、変わりやすいお天気の毎日でしたが、それでも完全に雪も消え、いよいよ本格的な活動シーズンが始まりました。
今年は、引退馬の飼養環境整備支援という活動テーマに沿って、各牧場と相談しながら引退馬の施設・設備の補完や改善を図ろうとしています。そこでさっそく、直近の懸案である夏の暑さ対策について、引退馬預かり牧場2か所それぞれの課題と対策のヒアリングに行きました。
釧路セントラル牧場では、昼夜放牧のパドックが特に暑くなりやすいので、シェルターの遮光・風通しをよりよくするための工夫、また、状況によっては昼夜放牧の引退馬の一時的な厩舎への避暑などを検討しています。
他方、全馬が、冬は厩舎飼い・夏は昼夜放牧となるジェットファームでは、風が渡る広い放牧地に林など日陰は十分ありますが、水場が少し遠くなるため各馬の飲水状況に注意していく必要がありそうです。
それぞれの課題に対して、当NPOでは、設備改善にあたっての町の支援制度の活用提案や、飼養場所の気温その他の環境データの観察・記録を行っていきます。
2024.5.28