7月、8月と、標茶町では曇って蒸し暑く、湿気の多い日が続きました。牧場での夏場の暑さ対策は、昨年からの懸案でしたので、我々も、各牧場での対策の様子や、馬たちの体調を観察するため、この夏はしばしば牧場に通いました。
昨年引退馬預かりを始めたジェットファームでは、夏は本来、昼夜放牧のシーズンです。しかし、7月ですでに最高気温30℃以上の日が6回、1か月平均気温も昨年超えという暑さのため、今夏は“夜間のみ放牧”に切り換えました。そのため、日中厩舎にいる馬の様子を確認することしかできませんでしたが、見ている限り、みな食欲は旺盛でした。とはいえ、1頭、夏バテ気味の馬もいて(でも食欲は旺盛)、引き続き状態観察中です。
一方、先行の釧路セントラル牧場でも、厩舎飼いの馬には天候によって日中放牧の時間帯の調整など行っています。こちらの引退馬は当地での暮らしも長く、気候への適応力も増したのか、去年よりひとつ年齢を加えたにもかかわらず、今年は去年より体調面の問題もなく、みんな元気に過ごしています。
それでもこの夏の暑さの影響が馬体に現れてくるのはこれからです。引き続き、馬たちの様子をしっかり見守っていきます。
2024.8.31